前略

 お彼岸も明け、かなり春らしい暖かい日が増えてきていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?まだまだ新型コロナウイルスの収束のめどが立つどころか、世界ではかなり危機的な状況となっており気分が滅入る毎日と思います。

 そんな中、全国色々な所で桜の開花が報道され、萩市でも桜が少しずつ開花されているのを見ます。

 私の桜の思い出は、沢山ありますが、一つは中学生の頃に春休みに母の故郷の長崎へ行っていましたが、行きつけの中華料理の店に行く坂道に桜が沢山咲いていたのをよく覚えています。その頃流行っていた中山美穂さんの色ホワイトブレンドという曲を口ずさみながら歩いたのまで覚えています(笑)。もう一つは、小学生の頃よく熊本のグリーンランドへ連れて行ってもらいましたが、その道中に桜並木がありました。あ~なんて綺麗な桜なんだろう...そして今から楽しむアトラクションを思い浮かべながらわくわくニコニコで車の窓から眺めていました。他にも沢山あるのですが、やはり私の中ではこの二つの思い出が強いです。やはり小さい頃の思い出の方が何より印象深いですね。

 そして桜は私の一番好きな花です。好きというか憧れという方が正しいかもしれません。昔から何故桜だけ開花宣言とかあるのかな?と思っていました。それだけ日本国民全員が桜の開花を楽しみにしており、桜というのはとても特別な美しい最高の花という印象です。年に一度ごく限られた季に一気に身を開き、そして散らせる花...美しいだけに儚い、美人薄命のような、だから人々はこの瞬間を待ち望むのかもしれませんね。桜と言えば思い出す一人の美しい女性がいます。桜並木の道を、ピンクのニットを着た彼女は桜を楽しみながら歩いていて、カメラを向けたその時の笑顔は、桜なのか彼女なのかわからないくらい同化しており、眩しいくらいの恍惚とした笑顔でした。今でもはっきりと覚えています。桜に負けるか、桜に勝ち過ぎるかはあっても桜と同化する女性って、なかなかいないのではないかと思います。そんな彼女も私の永遠の憧れです。

皆様の周りにはそんな女性はいませんか?

こんな時こそ、今、この瞬間を精一杯美しく生きる桜を見て、力をもらい、また癒され、自分たちも今できることを精一杯やっていこうと思います。

まだ朝晩冷えますが、くれぐれもご自愛ください。

                                 M.M