魅せられて

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 前略

 もう10月も半ばとなり、関東地区では気温がかなり下がり、トレンチコートを羽織って歩くお洒落なOLさんたちがテレビに映っているのを見かけますが如何お過ごしでしょうか。

西日本は西高東低で昼間は真夏日の日も多く、私は未だ半そでが基本です...。

秋と言えば...、外を歩いていると、というか何処かに買い物に出かけて車から降りたりするとふと金木犀の香りがして、あ~いい匂い!とついついガチで嗅いでしまいます(笑)。母が”ママ金木犀の匂いが好き~”とよく言っていました。昔の萩ではこの時期になると至る所で金木犀の香りがしていた気がします。だからこの匂いを嗅ぐと母と萩の道を歩いた時代を思い出して少しノスタルジックな気分になります。でも実は金木犀がこの時期の植物というのは、毎週土曜日連載されている小池真理子さんのエッセイを読んでから知り、そういえば、秋分の日を過ぎて段々と日が短くなる頃にこの香りがしてたなあと最近になりわかったことです(苦笑)。季節の食べ物は結構知っていますが、季節の花、植物はメジャーなものしか知らないので、なかなか子供にも教えれません(笑)。でも、季節ごとの虫の鳴き声、植物の香りは私たちに季節の訪れを幼い頃から知らず知らずに教えてくれるものなんですね。改めて日本の四季のすばらしさを感じています。

 そして秋の夜長に音楽を聴きながら読書などしたい気分ですが...、音楽と言えば、昭和の歌謡曲の代表的な天才的作曲家 筒美京平さんが先日亡くなられました。私たち昭和の人間は、まずはレコード、そしてカセットの時代でそれについている歌詞、作詞作曲家の名前を必ず目にしており、筒美京平さんや松本隆さん、阿久悠さんなどをよく目にしたのを覚えています。

筒美京平さんの曲の中でも、ジュディオングの”魅せられて”は忘れられない思い出の大好きな曲です。

小学生の頃、母方の親戚の仕事の関係で、長崎諫早市でジュディオングのコンサートを観に行くことが出来、それが私と姉の”初めてのコンサート”だったかと思います。

最初の前奏からインパクトがあり、ジュディオングさんの華やかな衣装と麗しい歌声と音楽が絶妙に調和されていて、本当に素敵だなあと子供ながらに涙が出そうなくらい感動しまくりました。コンサートから帰ってから、姉と"魅せられて"のレコードを何回も何回も擦り切れそうになるくらいまでリピートで聴いて、祖母の家の応接間のレースカーテンを使って踊りながら歌いまくってました。そしてとうとう祖母や叔母から”カーテンが破れる!”と怒られてしまうことに....(笑)。懐かしい思い出です。

それからも数々の沢山の名曲を生み、現代のミュージシャンたちへも影響を与え続けていると言われている筒美京平さん、本当にありがとうございました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 さてさて、音楽聴きながら仕事したり、トランポリンしたり、音楽は常に私の傍になくてはならないものです。前回トランポリンの話をしましたが、今度はウエストシェイプだ!体幹鍛える!とまたもや無駄に(笑)フラフープを買いましたが、三回転もしないままで落としてしまい、おまけに足に落ちてしまい足が痛い!... そしたら”ママ、三日坊主どころか一夜坊主じゃん!”と息子から言われる我ながら情けない、そして”ダサい”秋の毎日です(苦笑)。

”魅せられて”となる素敵なアラフィー女性を目指して!

皆さん今年もまだ二ヶ月少しあります!まだまだ楽しみましょう!

                               M.M